誰も話題にしないOSの価格
このブログを読んでいる皆さんは、予めWindows98/Me/XPがインストールされているパソコンを購入した方が多いと思います。
現在各メディアで Windows Vista の詳細が次々発表されてきています。
WindowsXP搭載のパソコンを持っている方々は、Windows Vista にアップグレードしようと考えている方も多いかと思います。
そこで今回はOSの価格について考えてみたいと思います。
※Windows98/Meは、Vistaにアップグレードは難しいのでここでは、話題にいたしません。
※アップグレードに必要な情報は以前のブログで書きましたので、そちらをお読み下さい。
●OS価格の判断基準となるものは何か
WindowsXPパソコンしか使った事が無い人が、Vistaへのアップグレードを行う時に「Windows Vista はいくらいくらです」と言われたとしても、それが高いのか安いのかよく分からないと思います。
そこで、MacOSや、Linuxの価格とを比較してみたいと思います。
Windows以外のOSは、いくらするのでしょう。
そして、それは高いのでしょうか?安いのでしょうか?
MacOSや、Linux、そして、Windows XP (OEM版) の場合を比較して考えてみましょう。
難易度:下
現在各メディアで Windows Vista の詳細が次々発表されてきています。
WindowsXP搭載のパソコンを持っている方々は、Windows Vista にアップグレードしようと考えている方も多いかと思います。
そこで今回はOSの価格について考えてみたいと思います。
※Windows98/Meは、Vistaにアップグレードは難しいのでここでは、話題にいたしません。
※アップグレードに必要な情報は以前のブログで書きましたので、そちらをお読み下さい。
●OS価格の判断基準となるものは何か
WindowsXPパソコンしか使った事が無い人が、Vistaへのアップグレードを行う時に「Windows Vista はいくらいくらです」と言われたとしても、それが高いのか安いのかよく分からないと思います。
そこで、MacOSや、Linuxの価格とを比較してみたいと思います。
Windows以外のOSは、いくらするのでしょう。
そして、それは高いのでしょうか?安いのでしょうか?
MacOSや、Linux、そして、Windows XP (OEM版) の場合を比較して考えてみましょう。
難易度:下
●適正な価格など存在しないOSの値段
以下の表を見てください。
【調査元リンク先】※1 ※2 ※3 ※4 ※5 ※6 ※7 ※8 ※9 ※10
上記の表は各OSが発売当初、店頭で購入した場合の価格です。
この比較を見ると、いかにWindowsOSの価格が昔から高価で、そして時代を経ても安くなっていない事が分かると思います。
MacOSは昔は高価でしたが、次第に値段が下がっている事が分かります。
※ちなみに現在 MacOS7(漢字Talk7)はAppleのサイトから無料でダウンロードできます。
Linuxは元々無償で手に入れる事が出来ますが、パッケージでも発売されています。ここでは有名な Turbolinuxを取り上げてみました。
●WindowsOSのOEM版という特殊な販売方法
実は上記以外の価格でWindowsXPを手に入れられる方法があります。
一般的にOEM版といわれる販売形態です。
これはFDD/HDD/メモリなど、Windowsが動作するために最低限必要なパーツとセットで購入することで割安なOSを手に入れられるというものです。
必ずパーツとセットで購入が義務付けられるが、安くなるOEM版のWindowsXP
※上記価格は6月5日時点、PC-Success調べ。
具体的な例で示しますと512MBのメモリとWindowsXP Home(OEM版)をセットで購入した場合は16,768円となったりします。
最初のOS価格表と比較すると、WindowsXPが随分安く手に入ることが分かります。
しかし、OEM版の購入は必ずパーツとのセット購入が義務付けられているため、一般の人々が購入するには少々敷居が高いのも事実ですし、同時に購入したパーツを使ったPCでないとOSのインストールが認められません。
そもそもOEM版のOSをどこでどうやって購入するのかさえ分からない人もいると思います。
当然ですが、Microsoftや大手量販店では、パッケージ品の Windows Vista が発売された際に「OEM版の方が安いですよ」などといった売り方は決してしません。
つまり、Windows Vista が発売された際に、店頭でOEM版を指名して買うという購入方法は、パソコンに詳しい一部の人の考え方で、普通の人たちは定価で購入するのが普通というわけです。
●OSの値段は誰が決める?
もちろん、OSの値段を決めるのは、Microsoftです。
しかし、よーく考えてみてください。
一般のお客さんに占めるOSのシェアの割合では、AppleのMacは10%も占めていません。Linuxにおいても同様に数%程度です。
一般的なパソコンの90%程度のシェアを占めるWindowsのOSの値段としては、少し高すぎるのではないでしょうか?
パソコンの価格には当然OSの値段が含まれていますので、OS自体の値段が下がればパソコンの値段も下がってきます。
皆さんはどう思うでしょうか?
他のOSと比較してみて、WindowsのOSの値段は適正でしょうか?
●市場が価格を決めるのが競争社会なのですが・・・
まだMacintoshが11%ほどのシェアを占めていた頃とは違い、現在ではOS市場を制覇しているのはWindowsを提供しているMicrosoftです。
誰もOSの値段について、異を唱える人はいなくなってしまっています。
そして、声高に「OSの値段が高すぎる!」と訴えたとしても、過去のOSの値段の推移から考えて、Windows Vista がそれより安くなることはなさそうです。
私は以前のブログで書いたように、Windows Vista に期待していますし、使ってみたいと思っています。
しかし、発売されるOSの値段がもしも、3万円を超えるようでは安いパソコンが1台買えてしまいかねません。
背景、Microsoft様
Windows Vista Home Premium の店頭価格を、14800円でお願いできないでしょうか?
PS.
今回の比較調査で、OSの発売日と価格を調べるのに時間がかかってしまい、ブログの更新が遅れたことをお詫びします。
- 2006.06.07 Wednesday
- パソコンコラム
- 21:41
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なんか、MicroSoftがズルイなぁ〜と今回のブログから、勝手に感じ取ってしまいました。